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すると、私達が入ってきたドアがガラガラと音を立てて開いた。
「あれ？先輩達来てたんですか？あ、彼方先輩、こんにちわ、です。」
「あぁ、こんにちわ。」
どうやら、彼方や光太郎先輩で私達にはまだ気づいてないらしい。
「亜貴ぃ、早くココを綺麗にしないと、女神様がキレちゃうよー」
和真先輩が、戻ってきた亜貴に忠告をした。
が、
「え？どう意味です、それ？」
当の本人は全く意味が分からないらしい。
「こういうことよ・・・亜貴・・・」
私は、静かに亜貴の前に現れた。
「わーお・・・咲先輩、居たんスか・・・」
亜貴は私の姿を見て、苦笑いをした。
「まーね。それより亜貴？まず何をしなきゃいけないか、分かるよね？亜貴は、頭良いから理解できるよね？」
私は少し、首を傾げながら言った。
「咲先輩が俺のことを褒めてくれたー！うれしー！」
亜貴は、棒読みっぽく嬉しがった。それに私はカチンと来て、
「いいからさっさと片付けなさい！」
と、怒鳴ってしまった。
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