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「亜貴!!マネージャーに変態発言は禁止だといつも言ってるだろーが!!」
光太郎先輩は、吹き出してしまったドリンクをタオルで拭きながら、亜貴を叱った。
「えー?でも、先輩だってしてほしいでしょ?口移し。」
亜貴は首を傾げながら、先輩を見た。
「なっ!?おっまえは!何考えてんだ!!」
光太郎先輩は顔を真っ赤にしながら、亜貴に反論した。
「はいはい。先輩も亜貴も止めてください。それ以上続けるなら、次は休憩なしで、練習してもらいますよ?」
私は、ニッコリと笑いながらも先輩と亜貴を脅迫した。
「「それは勘弁して下さい。」」
「分かればよろしい。」
2人とも納得いかない様子だが、次の練習メニューは才能を持ったメンバーでも、過酷としか言いようがない程、恐ろしいのだ。
それを、休憩なしは死ぬと思ったのだろう。
「さっ!練習再開するよ!!」
私は、手を叩いて休憩終了の合図を出した。
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