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「お疲れ様でしたー!」
今日の練習が終わり、メンバーはあっという間に解散していった。
けれど、私と菜々は明日の準備があるので、まだ残っていた時だった。
「マネージャー?」
どうやら、全員帰ったと思っていたのは間違いみたいだ。
「何ですか、光太郎先輩?」
「あ、いや・・えっと・・今度の対戦相手の学校ってどこだったっけなぁと思って」
さすが、キャプテン。
「さすがですね。もう次の対戦校のことを聞きに来るなんて。試合はまだまだ先なのに。」
私は、キャプテンはやっぱすごいなと感心した。
すると、隣にいた菜々は笑いを堪えている。
「?どーしたの、菜々?」
「いや・・・咲は鈍感だなぁと思って・・・ねぇ?先輩?」
菜々は意味深な事をしゃべって、光太郎先輩を見た。
すると、
「わぁ!!菜々ちゃん!?余計なこと言わなくていーから!!」
途端に焦り始めた先輩は、菜々の言葉を理解したようだった。
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