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――…
優「はい翔ちゃん、あーん♪」
翔太「………」
どうしてこうなった…
理由は簡単。
今日1日優の言う事聞くって事で今回の件は水に流すという事になったからだ。
でも翔ちゃんって…
優「…あーん…」
翔太「あ、あーん…もぐもぐ…」
優「どう? 僕の特製麻婆豆腐、美味しいでしょ?」
翔太「うん、ウマい。あとそろそろ首輪を外して貰えると嬉しいかな」
そう、俺は何故か首輪をつけられた。
リード付きで。
理由を聞いたら、
『翔ちゃんは僕のモノだっていう自覚がないから』
と…
蓮と車に乗った事を気にしているみたいだ。
優「やだ。翔ちゃんは僕のモノだもん。どうしてもっていうなら今みたいに犬として僕の言う事聞くか、執事として僕にこき使われるか選ばしてあげるけど…」
翔太「このままでいいっす…」
動きたくないのにこき使われるのはマジ勘弁…
優「昨日水野と車乗ってどこ行って何してたの?」
いきなりその質問っすか…
翔太「…水野の家に行って遊んでた」
優「…あのヤクザ一家と遊んでたの…? 何して…?」
翔太「ヤクザだって遊ぶ時は遊ぶぞ? えっと…カルタとか花札とか…」
よくわかんないけど適当に和風のモノを言っとく。
優「ふ~ん…意外と和風なんだね。はい翔ちゃん、あーん…」
翔太「あーん…もぐもぐ…」
最初はあーんとかハズかったけどもう慣れたな。
優「…翔ちゃん可愛い…♪」
翔太「…男なのに可愛いとか嬉しくねーよ…」
優「僕も男なのに翔ちゃんは僕に可愛いって言うよね?」
翔太「………」
言い返せねぇ…
でもお前は別だ。
優は男とは思えないくらい可愛いし…
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