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――…
翔太「…ん………」
優「だ、大丈夫ですか? 先輩…」
翔太「…あれ? ここは…」
優「保健室です。先輩あれから倒れたからびっくりしたんですよ?」
…なるほど
俺あれから倒れたのか…
なぜだ?
放課後、桜井 優を呼び出して告白した。
………そ、そそそ…そうだ…
お、俺…つ、付き合って…
翔太「………///」
優「せ、先輩!? 顔が赤くなってます! もう少し寝てた方が…」
翔太「い、いや、だだ、大丈夫だから!///」
優「…ならいいのですが…」
心配してくれる。
すげー幸せだ。
俺が倒れた後もずっと看病してくれていたのだろう。
あれ?
でもどうやって俺を保健室まで連れて来たんだ?
桜井 優にそんな力があるとはとても思えない。
…親衛隊か…
という事は俺は明日、命日となるのだろう。
告白して付き合ったんだ。
ボコボコじゃ済まない。
優「あ、あの先輩…なんで泣いてるんですか…?」
翔太「…付き合ってくれてありがとう…幸せでした…」
優「なんで別れ際のセリフを言ってんですか!? 何かあったんですか!?」
あぁー…
俺の夢は短かったなぁ…
キーンコーンカーンコーン…
学校のチャイムが鳴り響く。
優「あ、もう下校時間ですね。先輩が大丈夫でしたら帰りましょうか」
翔太「………」
こ、これってもしかしてフラグ立ってる!?
こんな所で倒れてる場合ではない!
翔太「俺は全然平気! だから帰ろうか!//」
こうして俺達は保健室を出た。
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