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蓮「よし、連れてく。縛れ」
男達「っス!」
男達が俺に近づいて来た。
翔太「待て待て、お前おかしいだろ! 俺はこれから飯作んなきゃなんねーっつったのに何故連れてかれなきゃいけねーんだよ! つかお前意外と人の意見無視するよな!」
男A「テメー蓮さんになんて口の利き方してやがる!」
男は手を振り上げた。
ヤバい…殴られる…!
蓮「手は出すな」
男A「っ…はい…」
蓮「馬鹿の言う事は聞くだけ無駄だからな。この場を見られて大人しく帰す訳にはいかない」
翔太「…っ…」
こんな事になるなら寄り道なんかせずに大人しく帰れば良かったと後悔した。
俺は腕を縛られ、車に乗らされて連行された。
――…
弟子達「お帰りなさい、蓮さん」
蓮「あぁ、ただいま」
翔太「………」
な、なんだこの家は…
ドラマとかで見るヤクザの和風の家そのものだ…
つかデカい…
全部デカい…
門も男達も家も部屋も…
…コイツ金持ちだったのか…
蓮「飯は先に食っててくれ。俺はコイツと話す事があるから」
弟子達「わかりました!」
蓮「あと部屋に来るな。近づくのも許さない。飲み物は不要だ」
弟子達「わ、わかりました…」
コイツもコイツですげー…
このデカい男達を言葉1つで従わせてるし…
蓮「…こっち来い」
翔太「…………」
俺は黙ってついて行く。
ここで逃げたらあの男達にシバかれそうだし…
さすがにアイツらに勝てる程の力は無い。
蓮「…入れ」
翔太「…お邪魔します…」
そう言って部屋に入った。
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