第1話

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蓮「…桜井 優か…?」 ギクッ! な、なんだコイツ… いきなり確信突いてきやがって… ここまで来たら誤魔化す方が逆にボロが出る。 だったら開き直って全て認めようじゃないか! 翔太「あぁ、そうだよ。俺は一年前に桜井 優に一目惚れしたさ! その日から姿を見る為に毎日覗いてたさ! だからどうした!?」 どうだ! …ってこれじゃ俺ただの変態じゃねーか! うわぁー! 自分で墓穴掘ってどうすんだよー! これじゃ最悪停学どころか警察沙汰に… と、そんな事を考えていたが、会長から出た言葉は意外なモノだった。 蓮「…アイツは止めとけ。後々泣きを見るぞ」 翔太「……は?」 え?今なんつった? 蓮「…忠告はした。覗きは今回は見逃してやる。ただし次は停学だからな」 そう言って会長は俺に背を向け、スタスタと歩いて行ってしまった。 翔太「…どういう事だ?」 アイツは止めとけって一体… あんな美少女を止めとけっていう方がおかしいだろ。 はっ! まさか逆か!? 逆に会長もアイツに惚れてるから俺を離そうと… そうだとしたらやってやる。 その挑戦、受けてたとうじゃないか! 翔太「…覚えとけ、会長。俺はお前を超えて桜井 優と付き合ってやる!」 そうと決まれば早速桜井 優の親衛隊対策に取りかかろう。 蓮「……馬鹿が…」 今誰かがボソッと何かを言ったと思うが気のせいだろう。
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