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蓮「…桜井 優か…?」
ギクッ!
な、なんだコイツ…
いきなり確信突いてきやがって…
ここまで来たら誤魔化す方が逆にボロが出る。
だったら開き直って全て認めようじゃないか!
翔太「あぁ、そうだよ。俺は一年前に桜井 優に一目惚れしたさ! その日から姿を見る為に毎日覗いてたさ! だからどうした!?」
どうだ!
…ってこれじゃ俺ただの変態じゃねーか!
うわぁー!
自分で墓穴掘ってどうすんだよー!
これじゃ最悪停学どころか警察沙汰に…
と、そんな事を考えていたが、会長から出た言葉は意外なモノだった。
蓮「…アイツは止めとけ。後々泣きを見るぞ」
翔太「……は?」
え?今なんつった?
蓮「…忠告はした。覗きは今回は見逃してやる。ただし次は停学だからな」
そう言って会長は俺に背を向け、スタスタと歩いて行ってしまった。
翔太「…どういう事だ?」
アイツは止めとけって一体…
あんな美少女を止めとけっていう方がおかしいだろ。
はっ!
まさか逆か!?
逆に会長もアイツに惚れてるから俺を離そうと…
そうだとしたらやってやる。
その挑戦、受けてたとうじゃないか!
翔太「…覚えとけ、会長。俺はお前を超えて桜井 優と付き合ってやる!」
そうと決まれば早速桜井 優の親衛隊対策に取りかかろう。
蓮「……馬鹿が…」
今誰かがボソッと何かを言ったと思うが気のせいだろう。
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