64人が本棚に入れています
本棚に追加
――…
次の日。
今日が休みで助かった。
昨日の件のせいで怠くて動きたくない。
今日はずっと布団の中に籠もろうかなぁ…
ピーンポーン…
…インターホンが鳴った。
翔太「…ったく…誰だよせっかくの休日に…」
出るのが面倒なので居留守しようと静かにドアの方をジッと見た。
ピーンポーン…ピーンポーン…
しつこいな…
ピーンポーンピーンポーンピーンポーンピーンポーンピーンポーン……
翔太「うっせーよ!」
俺はイラついて思わずドアを開けてしまった。
そしてそこにいたのは…
優「おはよ、起きてたでしょ?」
優だった。
翔太「お、お前に起こされたんだバカ! インターホン押しすぎだバカ!」
思わず動揺してしまった。
ヤバい…
何でこのタイミングで…
優「? 翔太何か変だよ?」
とりあえず深呼吸…
翔太「…なんでもねーよ」
優「………」
優が目を細くし、ジッと俺の目を見てきた。
ここで逸らしたら怪しいから俺も頑張ってジッと優を見る。
優「…まぁいいや。翔太がおかしいのはいつもの事だし…」
翔太「さらりと人を変な人にするな。違うから」
優「変態じゃなかったら部室をわざわざ木を登ってまで覗かないよ?」
翔太「うぐっ…!」
まだそこをつつくか…
とりあえず体が怠いから布団に寝転がった。
優「…彼女が来てるのに寝ようとする彼氏サイテー…」
翔太「何言ってんだ。今日は女装もしてねーんだから彼女じゃねーし俺は今怠くて動きたくないんだよ」
最初のコメントを投稿しよう!