第3話

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優「昨日のデートで疲れたの? 体力無さ過ぎ、男としてあり得ない」 デートだけならまだピンピンだったよ! その後の事が悪い! 蓮が意外とドSだったのが悪いんだ! なんだあれ、放置プレイとか…! 翔太「あははー…まぁ…うん…最近動いてなかったからー…」 そんな事を言える訳がなく、体力がないという事にしとく。 優「…あ、じゃあ今日は僕が家事してあげるよ!」 翔太「は?」 優「体怠くて動きたくないんでしょ? どうせご飯作らずカップラーメンで済ませようとしてたでしょ?」 翔太「カップラーメンの何が悪い。いいか? カップラーメンはお湯を入れて3分待つだけという革命的な……」 優「はいはい、栄養無いのが欠点だから却下。せっかく僕がいるんだからこういう時くらい使ってよ」 翔太「だって何か悪いし…」 そもそも優が家事できるとは思ってない。 優「僕だって家事くらいできるよ!」 翔太「…お前も俺の頭の中が見えてるのか…」 優「いや、お前が家事なんかできんのかよって顔してたし…」 俺ってそんなに顔に出るのか…? 優「とにかく今日はゆっくり休んで家事は僕に任せて!」 翔太「…なんか悪いな。サンキュー」 ここは素直に甘えておこう… 優「じゃあまずは洗濯…」 洗濯…ってちょっと待て。 翔太「……あ、そういや腹減った。麻婆豆腐食いたいから買ってきて」 優「え? 買い物なら洗濯機回してからの方が…」 翔太「あぁー腹が減り過ぎて気持ち悪くなりそうだなー! 早く飯食いたいなー!」 今コイツを洗濯機に近づける訳にはいかねー…
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