第3話

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優「……♪」 優が鼻歌で歌いながら洗濯物を干している。 テンション高いな… 翔太「何かいい事あったのか?」 優「ん? こうしてると僕ら夫婦みたいだなぁって♪」 翔太「…ノロケっすか」 優「なにさぁ、夢見るくらいならいいじゃん。…どうせ結婚とか出来ないんだし…」 翔太「………」 そりゃそうだ。 日本は同性結婚は認められてないからな。 外国行けば話は別だが… 翔太「…つかさぁ、1ついい?」 優「なに?」 翔太「…なんで俺なんだ?」 優は洗濯物を干し終えて、部屋に戻って来た。 優「…どういう事?」 翔太「だから…俺以外にも告白されてただろうし、何よりなんで女子じゃなくて男の俺なんだろうって…」 周りのカップル見てるとふとそんな事考える。 優「……はぁ…翔太バカだろ?」 翔太「…は?」 なんか優のキャラが変わった気がする… 優「一目惚れって言ったじゃん。忘れたか?」 呆れたかのような言い方だ。 翔太「その一目惚れだって相手の性格とかわかんねーままだから付き合ってやっぱ違うなとかあるじゃねーか」 理想と現実なんてかなり違うし… 優「あぁー…でも自分でもよくわかってないからなぁ…。確かに最初は一目惚れだったからいつか飽きると思ったけど…」 顔を近づけてきた。 ち、近い… 優「…翔太が覗きとかしてるの見てるうちにどんどん本気になってったんだよね。何か面白い事してるなぁとか何でそんなに頑張ってんのかなぁとか…」 翔太「…覗きを見てるうちに…?」 優「うん。もしかしてバレてないと思った? あ、他の連中がバカだから気づいてなかっただけか」
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