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―次の日―
あれから俺はありとあらゆる対策を練ったが、全て親衛隊という言葉で崩れた。
ぶっちゃけ言おう。
親衛隊に勝てる自信が無い。
桜井 優の為に命を捨てる事も平気でしようとしてる奴らだ。
そんな奴らの目を盗んで桜井 優を呼び出し告白なんて出来る確率は、ほぼ0に近い。
翔太「…どうすっかな…」
対策が練れないまま学校に行き、授業中もずっと考えてた。
だから今日の授業、何をやっていたのか全くわからん。
後で友達に教えて貰おう。
それより今は親衛隊対策だ。
今も俺は桜井 優の教室前にいる。
もちろん奴らもいた。
お前らはプロか!って思うくらい奴らを見つけるのが難しい。
ふむ…見つけたのはまだ3人だが…10人はいるだろうな。
アイツらを放課後、少し…ほんの少しだけでも桜井 優から離せればいいんだが…
翔太「……最悪アイツらがいてもいいか…」
会長が桜井 優を狙ってる今、俺には正面突破しかない。
当たって砕けろ。
フられても後悔はしない。
覗きも止めない。
…覗きって言ったって厭らしい方じゃなくて部室をだからな!?
勘違いしないでよ!?
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