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そんなこんなで放課後。
俺は桜井 優の教室に向かった。
翔太「(…ふむ、やっぱりいるか…)」
放課後だからだろうか。
昼休みの時より人数が増えてる気がする。
ざっと20人くらい…
…やっぱ止めようかなぁ…
ボコボコにされんのこえーしなぁ…
今更弱気になる俺はとりあえず状況を整理する為にもう一度周りを見る。
すると、前から会長がこっちに向かって歩いて来た。
翔太「(見回りか?)」
蓮「…何をしている、お前ら」
会長が言った。
誰かはわからないけどこの場にいるのは普通に見たら俺だけだし、俺に言っているのだろう。
翔太「俺はたまたま通りがかっただけ…」
蓮「違う、お前じゃない。周りで隠れている30人の奴らだ」
翔太「はい?」
30人?
俺が見た限りでは20人だが…
会長に言われて親衛隊の奴らが出てきた。
翔太「(1…2…3……………30…)」
わぉ、30人だったよ。
会長すげー…
蓮「お前らのしている事はストーカーに値する。これで50回目の注意だ。全員生徒会室に来て反省文を最低20枚書け」
50回目ってお前ら…;
親衛隊はバツが悪そうな顔しながら会長と一緒に生徒会室に向かった。
翔太「(…って、今がチャンスじゃね!?)」
これほど絶好のチャンスはもう二度と来ないかもしれない。
ここは思い切って今呼び出してこ、告白をしよう!
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