友情の片隅に

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この私立淺原学園は男子校だ。 しかもかなりの山奥にあるためほとんどの学生が寮で生活している。 元々何かのテーマパークだったところを買取、様々なアスレチックを撤去し、学校を建てたのがこの学園の始まりらしい。 テーマパークに元々あったホテルを改装し寮にした為か、かなりでかい寮は 2LDKの部屋を二人で使うことになっている 。 入学したての頃はよく自室に籠っていたのが懐かしいくらい今ではルームメイトとも打ち解けている。 リビングにつき、椅子に座る。 目の前の机には美味しそうな、これぞ日本というような朝ごはんがある。 「わりぃ、待たせた。」 謝罪を一つ。 すると要はにっこり笑って、いただきますと食べ始めた。 俺も手を合わせて、いただきますと言い、要が作った朝ごはんを頬張った。
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