第15話

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 お父さんの地位……気持ちが悪い。 貴方とりんが2人で消えてくれれば、良いんだけど? 「先生が、どれだけりんさんを虜に出来るかですね。私も力を貸しますけど……」 「ふぅ~ん。楽しみにしてるよ。ところで綾は、クラスで一番嫌いな子とか、いるのかぁ~い?」 特に嫌いな人物……考えたこともなかった。全ての人間が嫌いで、諦めていたから。 「分からない。みんな同じに感じます」 「そうかぁ~、なにか遭ったら言うんだぞ? すぐに倍返しをしてやるからなあ……その前に、まずはご褒美をくれないか?」 猿田の目じりが、急に下がった。 「ご褒美?」
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