優しくしないで-1

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「ごめんって…何が?」 私はまだ、一緒にレストランから出てきたのを見たことしか言ってない。 言い訳しようと思えばできるじゃん…。 なんですぐ謝るの? 私は涼太を見た。 こんどは涼太が私に目線を合わせてくれない。 「いつから?」 少し言葉が震えた。 次の涼太の口からでる言葉を、息を飲んで待った。 「…ずっと」 「…え?」 「ずっと会ってたよ」 それを聞いて、肩から力が抜けていくのがわかった。 つまり、私は今まで気づかなかったってこと? 涼太は美雪さんと付き合いながら、私とも付き合ってたの? それは、きれいな言い方? 私が、涼太に遊ばれてたのか…。 なんでだろう…。 涙はでない…。 ただ、茫然としていた。
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