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私は頷いた。
逆らったら……殺されかねない。
「良い子だ」
男は笑いながら言った。
「さて、僕はちょっと出かけてくるとするよ」
おっさんがそう言ったら、マリオネットは机の上に置いてあった鞄を手にした。
「今日は見送りは良い。ハーロットにこの家の案内をしてやりなさい」
そう言いながらマリオネットの手から鞄をとった。
「かしこまりました、マスター」
マリオネットは言った。
「二人とも仲良くね」
男はそう言い手を振ると、部屋から出ていった。
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