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「じゃあ案内するわ」
「ねぇ」
「何?」
無表情のままマリオネットは言った。
「あんた、あのおっさんの言いなりなの?」
「マ・ス・タ・ー」
マリオネットは訂正した。
「別に本人いないんだから良いじゃん」
「普段から気をつけてないと本人の前でも地が出るから気をつけた方が良いわよ。さっきあなた、『殺される』って思わなかった?」
図星をつかれた。
「図星って顔してるわ。……まあ、その通りよ。覚えておいた方が良い。マスターに慈悲なんてもの期待しても意味ないから」
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