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「それは忠告なわけ?それともアドバイス?」
「さあ」
マリオネットはそう言いながらドアを開けた。
「着いて来て。案内するから」
私はマリオネットの後をついて行った。
「――馬鹿でかい部屋ばっか」
でかい風呂にでかい私室、でかい――図書室?
「ねぇ」
「何?」
「ここに英和辞典とかある?」
「さあ。何故そんな事聞くの?」
「『HARLOT』とやらの意味を知りたいから」
「探せばあるかもね」
「……手伝う気ある?」
「手伝って欲しいなら手伝うけど」
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