HARLOT―Ⅰ―

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「それを心配したからあなたを連れてきたんじゃないの?ハーロット」 「そっか」 だから私の名前は『ハーロット』なわけか。 って事は…… 「私は夜はあのおっさんの相手をしなきゃいけないわけね」 「でしょうね」 「あのおっさん、サドっぽいけど……どんな感じ?」 「日によって変わるわ」 「そりゃ厄介」 「……思ったより落ち着いてるのね」 そりゃあ、冷静に脱走する手段考えないといけませんから。 「あんたが来たばっかの時はもっとパニクってた?」 「さあ」
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