HARLOT―Ⅰ―

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ひょっとして……あのおっさんの家? ホテル代浮かすためってだけなら構わないけど……そもそも何で私寝てんの? 車に乗って……おっさんから缶ジュース貰ったんだったっけ。 もしかしてあのジュースに何か入ってた? ヤバくね? ――コンコン ドアをノックする音がした。 「おっさん?」 ドアを勢い良く開けた。 「……誰よあんた」 ドアを開けたら目の前にいたのは女だった。 私と同じくらいの年かな。 あのおっさんの娘? ……いや、見た感じ三十代前半のおっさんの娘にしては大きい。 でも妻か妹にしては若い。
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