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階段を降りる。
「おはよう」
そう言って微笑んできたのは間違いなく、あのおっさん。
「どういうつもり!?」
「自分を買わないか、って持ちかけてきたのは君じゃないか。その通りにしたまでだよ。ここにいたら衣食住の世話はしてあげれるからね」
「ヤらないかって意味だよ!!頭おかしいの!?」
「おかしくなんかないさ。ただ『君の常識』と『僕の考え』が違うだけ。そんなんじゃ世の中渡ってけないよ。詐欺に遭いやすそうだな。……まあ、そんな心配無用になるけどね」
おっさんはハハッと笑いながら言った。
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