PAIN―Ⅱ―

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『とりあえずさー……見てても意味なくね?』 康平がそう言ったから私は部屋に帰り眠った。 そして、朝起きてからはいつも通りだった。 いつもみたいにマリオネットではなく私が狂人の部屋に呼び出されて―― 「それ……」 私は狂人の手中にあるものを見つめながら呟いた。 「これかい?」 そう言いながらその道具でピシッと床を叩いた。 その道具とは――鞭。 『おいおいおいおいっ!なんだよあいつ!?何がしたいんだよ!?』 康平が叫んだ。
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