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……これ、手錠?
「多分わかると思うけど手錠だよ」
ニッコリと微笑んで、狂人は言った。
「さて、早速お楽しみの時間と行こうか」
そう言いながら私の背中をドンと押した。
手が使えない私は前にあったベッドにうつ伏せに倒れ込んだ。
狂人は私の右肩に手をかけながら、私の着ている服を捲り上げる。
「相変わらず綺麗な背中だね」
そんなことは無いはずなのに。
引っかき傷と痣でいっぱいなのに。
それでも狂人は私の肌を綺麗だと誉める。
理解できない。
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