PAIN―Ⅱ―

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代わらない。 痛いのは私だけで充分だ。 私の友達は康平しかいない。 痛いのが嫌で康平がいなくなったら――私は完全に独りになる。 だからこの身体は絶対康平には渡さない。 自分の意志を外界に反映出来ないから可哀想かな、って思ったこともある。 でも……私の身体を使えるようになったとこで―― ピシッ! 「うぐぁっ!!」 ――待ってるのは苦痛だけだ。 良い事なんて何一つ無い。 うっわ……。 私は自分が乗っているベッドを見た。 シーツが血まみれ。
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