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悶々と考えているうちにマスターは帰って――
『狂人、だろ。マスターとか呼んでるとそのうち本当に御主人様と思うようになるぞ』
……狂人は帰ってきた。
危ない。
康平が言ってくれなきゃそのまま洗脳されるとこだった。
まあ、その後いつも通り夕飯を食べ、風呂に入り、部屋に呼ばれ――
「今日はペインはゆっくりお休み」
……なかった。
毎晩毎晩呼ばれてたのに。
傷が酷かろうと酷くなかろうと関係なしに毎晩呼ばれてたのに。
なんで?
何をするつもりなの?
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