SUN―Ⅰ―

33/39
77人が本棚に入れています
本棚に追加
/39ページ
「着てみたまえ」 マスターは言った。 「え……?」 「着てみたまえ、と言ったのだ」 えっと…… 「じゃあ、ちょっと向こう向いててもらえます?」 「何言ってるんだサン。何を恥ずかしがることがある?僕のことは気にしなくて良いから着替えなさい」 いや、普通気にするでしょ。 ……ま、従わないで痛い目遭うのもごめんだし着替えてやりますよ。 「……下着もですか?」 「下着もだ」 変態め。 そう心の中で毒づきながら服の裾に手をかけ、脱ぎ始めた。
/39ページ

最初のコメントを投稿しよう!