SUN―Ⅰ―-2

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マリオネットはこっくりと頷いた。 「それ……何?」 「マスターの『作品』」 「……作品?」 「イブもドールの一つ」 「お姉ちゃんが!?ドールって…………生きてるの?」 「マスターの定義によると……なんとも言えない」 「……一般的概念で言うと?」 「基準がわからない」 「心臓と脳は動いてるの?」 「動いてない」 ……ああ。 予想はしていたとは言え――お姉ちゃんはすでに死んでいるんだ。 それにしても―― 「マリオネット、あなたさっきからよく喋るわね」
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