SUN―Ⅲ―

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「マ、マリオネット……?」 マリオネットはスルスルとエプロンに続き、その下に着ている服も脱いだ。 「……っ!?」 マリオネットの素肌。 ……素肌……なのか? 普段、服に隠れて見えない背中が酷いことになっていた。 みみず腫れ。 火傷の痕。 数えきれない……むしろ、重なり合ってどこに何か所あるのか判別出来ない傷痕。 「私があの扉に入った時、マスターによって受けた仕打ちがこれよ。幸い、他の個所には無いけどね。マスターは露出度の高い服を好むから……傷、肩甲骨の下の方にしか無いでしょ?」
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