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「マスターの部屋のシーツ。あれを見たら何が起きたかくらいはわかるわ」
「……気持ちはわからないでしょう?」
「そうね」
淡々と答えるマリオネットに少しムッとしたが、怒る気力もない。
「部屋の掃除して良いかしら」
「……ベッドから降りる気力ないから勝手にして」
そう言ったらマリオネットは部屋から出ていった。
掃除機を取りに行ったのだろう。
……初めては好きな人と、って思ってたのにな。
ポフッとベッドに倒れ、布団を顔まで被る。
あーあ……。
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