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しばらくして、マリオネットは予想通り掃除機を手にして戻ってきた。
ガーッという掃除機の音が部屋に響く。
「マリオネット……」
「何?」
「マスター、今日も私のこと部屋に呼ぶのかな?」
「そうじゃないかしら。今朝は大分上機嫌だったし」
「人の体無理矢理好き勝手しといて上機嫌……ね」
私は苦笑した。
「まだマシよ。普通に性交しただけでしょ」
それが何でもないことかのようにマリオネットは言った。
「普通の女はそれで十分嫌よ」
「普通の女は、ね」
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