SUN―Ⅵ―

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「……まだ時間あるよね?」 私は壁にかかっている時計を見ながら言った。 封筒を1つ閉まって、厚紙を元のように敷いて、その上に紙を敷いて、トレーを戻す。 そのくらいなら1分で出来る。 「……少なめに見積もって、確実にあと20分は平気ね」 マリオネットがそう言ったので、私は今開いた封筒を元の場所に仕舞い、次の封筒を出した。 今度も写真だった。 素早く表も裏も確認し、仕舞う。 さらに次の封筒も、その次の封筒も、変わらなかった。
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