SUN―Ⅵ―

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「これで最後の封筒か……」 どうせお姉ちゃんとマスターのラブラブ写真だろうと思いながら封筒の中身を取り出した。 しかし、出て来たものは違うものだった。 「保険証……?」 マリオネットが呟いたとおり、それは保険証だった。 紙のタイプの、保険証。 お姉ちゃんの物でも、おそらく、過去に連れてこられた女の人の物でも無いだろう。 記されている名前。 『オカモトヨシナリ  岡本良成』 女の人の名前ではない。
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