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ドアを開けてすぐに目に入ったのは既に座っているマスター。
中に入ってキッチンを見たらそこには料理をしているマリオネット。
「本当は君にも朝食を作ってもらいたいところなんだけどね」
マスターはコーヒーをすすりながら言った。
「普通なら6時半くらいに目が覚めますけど、誰かさんのせいで自分の好きな時間に寝れませんしね。目覚まし時計もないのに無理でしょう?」
嫌味ったらしく言い、席に着く。
この家はリビングの壁に1つ時計がかかっている以外、時間を示すものはない。
マスターは携帯電話や腕時計を保持しているが。
「うん……まあ、それもそうか」
マスターはコトンとマグカップを置いた。
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