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「顔が怖いわよ」
マリオネットはリビングの方へと歩きながら言った。
「そんな顔してたら何か企んでるってすぐわかる」
スタスタと歩くマリオネットを追いかけ、横に並ぶ。
「そんな怖い顔してた?」
「そこまでじゃないけど、私が気付くくらいだからマスターは気付いてるはずよ。まあ、元よりあなたが自分に対する警戒心を解いてないと思ってるだろうから変にニコニコしてるより良いかもしれないけど」
そう言いながら振り返って私の顔を見る。
「あなたが思ってるより、あの人は手ごわいわよ?」
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