SUN―Ⅵ―-2

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「現実逃避もほどほどにしたらどうだい?」 マリオネットの口を塞いだのだろうか。 マリオネットの声が聞こえなくなった。 早く立ち上がりたいのに、痛みが引かなくて立てない。 「他の子に逃げるのが不可能だと教えながらも、君が1番逃げることを望んでるんじゃないのかい?」 マリオネットの返事は聞こえない。 でも、マスターの声を聞く限り、首を動かしたりして意志を伝えたのだろう。 「否定するのかい?じゃあ、何故今まで、他の子に最低限の助言はしつつも協力しなかったんだい?」
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