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マスターの声しか聞こえない。
マリオネットをどん底へと貶める、悪魔の声しか。
「いつも1歩下がって見てたんだろう?どうやったら失敗するのか。そして、やってはいけないことを学習していった。違うのかい?」
「他人を犠牲にして今まで生き残ってきた。頑張ってきた。そろそろ外の世界に出ることが出来る。そう思ったかい?」
「やっと1歩前進した。なのにこうやって僕はここにいる。ねえ……今、どんな気持ちだい?」
私は体を起こした。
少しフラフラするが、いつまでも床にへばりついているわけにはいかない。
「……黙りなさいよ」
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