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僕に逆らうこともなくなった。
僕から逃げることもなくなった。
そんな君の『カラダ』を抱きしめながら僕は泣いた。
僕に優しくしてくれた。
笑ってくれた。
愛してくれた。
そんな『ココロ』は僕の元から永遠に去った。
わかっていた。
『カラダ』を朽ちないようにしても意味のないことくらい。
ただ、認めたくなかったんだ。
だから代わりを捜した。
イブの代わりになる人。
あわよくば、僕が純粋に、心から愛せる人を。
――コトン
サンの手が、床に落ちる音がした。
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