第2話

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「ゲッ!すみません、大丈夫ですか?」 長くなったリードをたどり、帽子を深く被った少年が慌ててる。散らばったコミックを拾い集める。 その間も、ビーグルは転がった響の顔を舐めている。 「少年よ。本を拾い集めるのも良いが、こやつを何とかしてはくれないか?」 「ハァ?……ゲッ!恋愛経験0の生徒会長!!」 少年はコミックを拾い集める手を止める。深く被った帽子を上げて、見覚えのある顔を覗かせた。
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