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「グハッ!お前は『スキスキ・カンパニー』設立発言を台無しにした一年!?」
そう。彼はつい数時間前の入学式に響を地の底に追いやった人物。
響に乗りかかるビーグルをよそに、入学式を思い出し涙がでてきた。
――クゥーン、クゥーン。
勿論、響の泣き声ではない。
響が泣いていると察したビーグルが響の顔を『どうしたの?』と覗き込んで鳴いている。
「クウ。ちょっと悪戯が過ぎたみたいだね。そろそろ降りな」
クウ。少年がビーグルの名を呼び、そういうと響の上から渋々降りた。
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