はっじまっるよー

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「ごはぁっ!」 盛大に吐血する変態。身体はガクガク震えていて、やっとの思いで立っていることが理解できる。 「あ、あの、その、ごめん」 「い、いや、君の琴線に触れた俺が悪い……。じゃ、じゃあ、君を転生させるよ」 ぶるぶると震えてる変態。や、やっぱりやりすぎた……? 「大丈夫」 「……え?」 「興奮してるだけだから」 空気が凍った。 「……ごめんやん」 「……」 「ちょ!? 冗談だって!」 「転生」 「は、はい!」 ボソッと言った俺の言葉にビクッと反応するド変態。ちょっとでも同情した俺が情けない……。 「よし、転生させるよ」 その言葉とともに、俺の足元が光る。もともと白い空間だけど、白く光り輝いている。 「では、幸運を祈っているよ!」 光が強くなる。 何も見えなくなっていき、そして俺の意識は闇に消えた。 すいーつ(笑)
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