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「それは安心できないな」
「ひでぇ!」
「でも、力を調節できるのが一番いいのは確かなんだよ」
ドラゴンボールの悟空みたいに、自分の嫁さんぶっ飛ばすくらいに強いと、化け物扱いになるだろ。
「でもなー、悪魔ってバカみたいに強いのもいるんだよ。君が調節してる間に殺してくるような輩もゴロゴロいるんだなーこれが」
……うそやーん
「だから、とにかく力は最大限渡す。君が手加減するしかないんだ。でも考えてみろ、圧倒的な世界最強だ。ゲームならともかく、現実世界ならきっと楽しいさ」
そんなもんなのかねぇ
「じゃあ力渡すぞー」
ぽんぽん、と俺の頭を軽く叩く神。ちょっとよしよしと頭を撫でられた。身長差は10cmくらい違うからな、撫でやすいのか。
「先に言っとくけど、この力渡す儀式な」
頭を撫でながら続ける。
「死ぬほど痛いぞ」
へ?
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