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「良い子ね。じゃあ寝坊しないように寝なさい」 「はーい。お休みなさい」 女の子は僕と水谷さんの顔を見てそう言った後、大人しく他の部屋へと向かった。 「さて……話の続きをしましょうか」 母親の顔から一転、妖しげな女性の顔に戻る。 「まあ、離婚自体は別に良いのよ。浮気する、暴力振るう、お金は家庭に還元しない。夫としても父親としても駄目な人だから」 それにしたってこんなあっさり認めるものかなあ……。 「まあ、腹は立つわよ?だからあなたにお願いしたいことがあるの」
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