3/26
前へ
/26ページ
次へ
「……会ったことあるはずだよ?」 こちらも困ってしまう。 「前に会ったことがある?その時制服だったならそれで覚えられてるわよ、きっと」 そう言う声がしたので、体を起こしたら水谷さんがドアを閉めているところだった。 「たまーに会うくらいの、近所の高校生も制服のお兄さんって印象しかないみたいでね。普段は挨拶するのに私服の時は私の後ろに隠れちゃうの。毎日会ってる人なら服変わっても平気みたいだけど」 「知らないお兄さんだもん!知ってる人には挨拶するもん!」
/26ページ

最初のコメントを投稿しよう!

43人が本棚に入れています
本棚に追加