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「……会ったことあるはずだよ?」
こちらも困ってしまう。
「前に会ったことがある?その時制服だったならそれで覚えられてるわよ、きっと」
そう言う声がしたので、体を起こしたら水谷さんがドアを閉めているところだった。
「たまーに会うくらいの、近所の高校生も制服のお兄さんって印象しかないみたいでね。普段は挨拶するのに私服の時は私の後ろに隠れちゃうの。毎日会ってる人なら服変わっても平気みたいだけど」
「知らないお兄さんだもん!知ってる人には挨拶するもん!」
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