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「まだお皿拭き終わってなーい」
そう、水谷さんがいるであろう方向に向かって大声で言う。
「お母さんがやっとくから」
水谷さんがそう言いながら台所に来た。
結佳ちゃんは何か聞きたげだったが、水谷さんに従って風呂場へと向かった。
「ごめんねー、家事させちゃって」
「水谷さんの家のお金で夕飯を食べたんだからこのくらい当然です」
「調理して皿洗いしてもらったのにこっちが負担してるのが材料費だけっていうのは確実に良成君が損してるわよ?」
そう言って、笑った。
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