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「このくらいで良ければいつでもやりますよ。1人分作るより3人分作る方が効率良いし、お金が浮きますし」
「じゃあ、良成君、うちに住んじゃう?」
「賄い付き家政夫としては働きますけど、住み込みは遠慮させていただきます」
最後の皿を洗って水谷さんに渡す。
「冗談よ。歩いて来れる距離だからうちで夕飯食べてから帰っても何の支障もないし、住むメリットが何も無いものね」
そう言いながら皿を食器棚に仕舞う。
「……で、具体的にどうするんですか?」
冷蔵庫にかかっているタオルで手を拭きながら僕は尋ねた。
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