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「まあ、それもそうね」
そう言いながら座り直す。
椅子に敷いてあるクッションがずれたらしい。
「とにかく、あなたの存在を私の旦那に知られたら三上さんはどうしようもないでしょう。子供を捨てた酷い女にしろ」
「子供がいないと嘘をついた女にしろ」
僕は水谷さんに続けて言った。
「婚約は破棄でしょうね。まあ、もっとも、2人がきちんとした形で婚約してるとも思いませんけど」
僕は麦茶のコップを置いて立ち上がった。
「段取りは水谷さんが考えてくれるんですよね?」
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