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「だ、黙りなさいっ!」
「別に黙っても良いよ?なんて言い訳するのか見物だけどね」
アハハ、と声を出して笑う。
「子供を捨ててでもあなたと結婚したかったの、とか?僕ならいくら子供が嫌いでもそんな女と結婚したくないけどね」
手を顎に当てて、考えるようなそぶりをしてみる。
「僕が家出してたって設定にしてみる?でも、どっちにしろ黙ってたことに変わりはないよね」
段々青ざめていく母親の顔を覗き込む。
「ねぇ、何て言うの?」
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