呆気ない復讐

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「よくもまた私の前に顔出そうなんて思えたわね……!」 「そりゃ、会わずに済むなら会いたくなかったよ?」 「なっ……!!」 「ここまでされてお母さん大好きな僕でいれるわけないだろ?気付かない馬鹿扱いしたの自分じゃないか」 ひょい、と目の前にある料理に手を伸ばす。 美味しそうなオムライス。 注文しておいて料理を食べないのは良くないと思うけどな。 ……あ、僕のせいか。 「あ、美味しい」 僕の行動が理解出来ない、と言うような顔をしている母親に無向かって微笑みかける。 「せっかくの料理が勿体ないよ?食べながら話そうよ。公共の場でギャアギャア喚くのは好きじゃないんだ」
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