呆気ない復讐

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「結佳、後でお使い行って貰っても良いかなあ」 「勉強終わってからで良いなら行くー」 そう言って、僕の顔を見る。 「お兄ちゃんにはおうちでご飯の準備して貰うから一人で行ってきなさい」 「じゃあ行きたくない」 ムスッとしてそう答える。 「でも行って頂戴」 水谷さんはクスクス笑いながら言った。 「……はーい」 拗ねてしまったのか、そっぽを向く。 「ゼリー買ってきて良いから」 「行く!行く!」 ……すぐにご機嫌になったが。
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