呆気ない復讐

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明日の段取りが淡々と進む。 「……こんな上手くいくんですかね」 話が一通り終わった後僕は呟いた。 「行った先に三上さんがいたら成功。居なかったらやり直し。それだけのことよ。失敗なんてないわ」 そう言って水谷さんは微笑んだ。 「ただいまー」 明るい声とともにドアが開く音がした。 勿論声の主も、部屋に入ってきた人物も結佳ちゃんなわけなのだが、少し違和感を感じた。 結佳ちゃん自体にではないのだが……まあ、良いや。 話が終わった瞬間入ってくるなんてタイミングが良すぎだとも思ったが、きっと偶然だろう。
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